『家に避難』している人たちが、気負わず…
自立訓練(生活訓練)事業所 ってご存じですか?
自立した日常生活を営むために必要な訓練や生活相談・助言を行う事業所です。利用期間は原則2年間です。
私も以前、このサービスを使っていました。
引きこもっていた時は、起きても、パジャマのまま、化粧もしない。寝ぐせも気にしない、格好もどうでもいい。もし買い物に行くとしても、深い帽子をかぶってすっぴん。服もなんとなく着替える…
生活もだらだら。
自立訓練に通うようになると、洗顔もしっかりし、化粧をして、服も外行きの格好。もちろん寝ぐせも気にする。今まで使わなかった電車の時間を調べて、電車に乗り、自転車も用意し、自転車で通勤(私が行っていた事業所は会社と見立てて、通勤、退社など言うように指導されていた)。
まだ出来たばかりのところだったので、自立訓練へ来る人も私しかいなかったので、プログラムなどはなく、自分でプログラムを作って時間を区切ってやっていました。
摂食障害の勉強をしたり、自分の方向性を考えたり、生活リズム表を作ったり、就労継続支援B型事業所だったので、みんなが食べる味噌汁を作らせてもらったりした。
最初から順調だったわけではない。朝、起きると行くのが億劫になり、休みたくなる。自分の不調を探しては「今日行きたくない。お腹痛い」母「今日は休む?」…休むと今度は休んだことに罪悪感を覚え、また休んでしまった。明日は行こう。と思うのに次の日になると「昨日休んで、スタッフさんに合わせる顔がない。今日も行きたくない」…の繰り返しで週1回行ければいい方だった。
まず、家からでる!という目標をスタッフさんと経て、行ったことで〇とした。お昼で帰ってしまったこともある。でも行けたことが〇。それまでに身なりを整えていくことが〇。
自分に〇をたくさんつけてあげていくことができるようになると自信になっていった。
私にとってこういった場所があることはとても有難いこと、家から出ていける場があることは社会への第一歩だった。
何事も一歩一歩。大きな一歩じゃなくていい。小さな一歩でいいんだよ。
Yuu🌼
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