□神経性食欲不振症という社会の病…

摂食障害は社会が作り出した病気といってもいいのかもしれない。

家庭環境、社会環境の中のストレスや葛藤を処理するために、自分の身体で人体実験をしているようなもの。それも自分でそこまで熱心にやろうと思っていなかったにも関わらず、沼に入ってしまったように、トンネルの先が見えない。

一度乗ってしまった摂食障害列車はなかなか降りることができず、数字に囚われて、縛られて、数字が快であるときもあるが、ほぼ恐怖でしかない。

食べなくても動ける、いや、むしろ食べない方が動けるんじゃないか…と思わせるような状態になってしまう。

本当は寝たきりの状態のはずが、動けてしまう。

この軽い感覚をつかんでしまうと、こっちの方がスリルがあって快感!!なんて気になってしまう。

本人は何も困っていない、困っているんだけれど、困っていることが自分で分からない。身体や心はスレスレのところなんだけれど…。

その状態で、周りが助言したとしても、自分の意思を貫くだろう。

もし、身体が辛そうで、でも動いている当事者がいたら、周りの、特に家族は、本人の病気の声や病気の行動を、OKとするのではなく、医療に繋げてほしい。

病気の声は治したくないから反抗するけれど、医療に繋げて、治療をしてもらう、治療させることが必要だと思う。

私の経験から、低くなってしまった体重や食べることのトレーニングをするのに、自宅療養にすると、結局いろいろなものが目に入って動いてしまうし、家族の声を跳ねのけて摂食障害オバケが勝ってしまって、なかなか上手くいかなかった。

入院は嫌だけれど、限られた空間で、限られたもののなか、強制的にも行動範囲が狭まり、動ける範囲も少なくなる。

食べるものも決められて、規則正しい生活の中で、治療してもらえる。医療の知識のある専門家がいるところで管理してもらえる。

いろいろな葛藤はあるけれど、結果的に早く身体の状態が戻る。身体がある程度戻ったら、今度は心の治療をしっかりできると思います。

まずは身体にしっかり栄養を入れてあげないと回らないんですよね。

病気の声や行動も多いですが、その中から本人の本当の気持ちが出てくると思います。

そのサインを周りはしっかりキャッチしてあげてほしいです。


Yuu✿

長野県摂食障がい自助グループ「パステル・ポコ」

東御市で活動しています。 安心・安全な場所。 当事者(本人)と家族会があり。 其々別室でミーティングを行っています。 お気軽にお越しください♡ みんな違って それでいい 自分の色を見つけよう☆ミ

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