□当事者の体験談

12歳で摂食障害に…家にも学校にも居場所がなくなった【山口理子さんPart1】

はじめまして。山口理子と言います。現在、27歳です。   12歳で摂食障害になり、拒食と過食を行き来して15年目になります。   昔から書くことが好きで、そのまま書くことを仕事にしました。   実は摂食障害の専門家の先生に取材して記事を書いた経験もあります。   摂食障害の原因はいまだにはっきりとわかっていないと言われますし、私もなぜこの病気になったのかはよくわかりません。   ただ敢えて言うならば、私はちょっと変わった家庭の下で育ちました。   側から見ればごく普通の家族だったかもしれません。けれど実際には、半分くらい機能不全家族だったんです。     会話をしなかった父と母 私の両親はほとんど家庭内別居状態でした。   未就学児の頃は家族みんなで遊んだり、食事をしていた記憶があります。   しかし小学校にあがった頃には、父と母は家の中で、ほぼ会話をしていない状態でした。   私も幼い頃、お父さんからちょっと性的な嫌がらせされたり、ニコニコしていると思ったら、突然激怒して冷たくされたり…。   今でも覚えてるのが、父親と一緒にお風呂に入っていた時。   何か気に障ることをしたのか、覚えていませんが、突然、頭からお湯をバサッとかけられ湯船から追い出されて。浴室から逃げるように飛び出たこともありました。   そのまま素っ裸でお母さんに泣き着いて、ワンワン泣きわめきました。   母も姉も「何があったの?」と呆然。私も何が起こったのかわからず、でもただ怖くて、ひたすら声を上げて泣きました。   父に限らず、母もその日の気分で言うことが変わる部分があります。   不仲の2人と日和見の機嫌に挟まれて、どこか窮屈な思いがあったのかもしれません。   今思うと、常に親の顔色を伺って育ってきた子どもだったように感じます。       勉強ができる「お姉さん」的な存在 小学校の時は、我ながらませている子どもだったと思います。   年齢の離れた2人の姉と、一緒に遊びながら育ってきたことが影響しているのかもしれません。  

こころの相談ならReme(リミー)

摂食障害の体験談を紹介します。

こういった体験談を読むと自分にもひとつの歴史があって、いまこうして障害を抱えているんですよね。

私にも過去のイベント、エピソード振り返ろうとすれば手記になるくらい(笑)いっぱいあるんです。


過去
を振り返るってことはとても勇気がいることで、
過去を振り返るのがとても怖い、苦しいんです。

それをこういった形で少しでもオープンにすることってすごいこと。

私も少しずつ紐解いていければいいな。なんて思います。

それがパステル・ポコの場であり、「…実は私こんなことがあったんだ。…」
「私もそういったことあるある~」

とこんな会話がよくあります。

共有することで共感し、安心して、わたしだけじゃないんだって一人でも多くの人がほっとできる場がここにあります。

いっぱい口から吐き出してください。

パステル・ポコは安心して話せます。そして辛いこと、悲しいこと、苦しいこと…みんなが受け止めてくれます。自分の中の毒をミーティングの場に出してそのまま置いていきましょう。持ち帰ることなく~その場だけの空間で守られるから。

みなさんがスッキリとしてホッとできる場をいつでも用意していますからね。


      Yuka🌼


長野県摂食障がい自助グループ「パステル・ポコ」

東御市で活動しています。 安心・安全な場所。 当事者(本人)と家族会があり。 其々別室でミーティングを行っています。 お気軽にお越しください♡ みんな違って それでいい 自分の色を見つけよう☆ミ

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