□男性で過食症だった私がすぐに「助けて」と…
摂食障害を抱える人は増えている。かつては思春期の女性に多くあるとされてきたが、年齢関係なく、また性別関係なく、発症すると知られるようになってきたと思う。
摂食障害を抱えている人は、その発症時のことを覚えていますか?
私が症状が出始めた時は、まず、摂食障害と言う病気すら知らず、まぁ、拒食症というのは聴いたことがあったけれど…っていうような程度。
まさか自分の食べ方や行動が拒食症だったなんて、病院に連れていかれるまでわからなかったもの。
症状に乗っ取られていても、誰にも助けを求められず、ひたすら痩せにしがみついて、辛いんだけど、そうすることで自分が安心していたんだよね。
でもそれって全然安心できることじゃなくて、命を削っていた。
この行為が病気だなんて思わなかったし、危ない状態っていう危機感もなかった。でも何だか足ががくがくする、心音が大きく響く。バクバクする。手足が冷たすぎて動かない。頭が回らない…・とかとか身体は一生懸命サインを送っているのに気づいていても気づかないふり。
初めて病院に行ったときも即入院。退院して生活して、また痩せて、そしてまた入院の繰り返し。何度も。
入院は嫌だったけれど、本心はやっと休める。家にいるときは、休んじゃいけない、動いて動いて、身体が辛くても休んじゃいけない!!っていう呪いのようなものがあったんだよね。
だから入院は、休むという口実ができて、病院のベッドで休んでもいい、と言い聞かせることができた。
そして自分と向き合う時間ができる。
摂食障害って我慢しすぎ、甘えられない、頑張りすぎ、一人で抱え込む、そんな人が多い。
誰かに自分の悩み、苦しみを話すことを何らかの過程でできなくなってしまって、自分一人が頑張れば、自分で何とかすればいい、と抱え込んでしまう、一人で。
一人じゃないよ。周りに支えてくれる人はいる。もし症状に、環境に苦しんでいる人がいたら、話してほしい。いっぱい聴きますよ。
Yuu🌼
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